いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

注意散漫で書いてみた

更新です。

 

今回の話題はこれ↓

「生き方を考える教育」

 

はい。

今回は元ネタ複数あります。

【5金スペシャルPart1】コロナでいよいよ露わになったコモンを破壊する資本主義の正体 - YouTube

【5金スペシャルPart2】コロナでいよいよ露わになったコモンを破壊する資本主義の正体 - YouTube

 

【お金教育】ひろゆき「お金が無い人のための教育をすべき」森永卓郎&フリーランスの王 株本祐己と熱論!高校で資産形成の授業は必要?お金の勉強って何をすべき?【学校】|#アベプラ《アベマで放送中》 - YouTube

 

最近観た対照的な動画を並べてみました。

私も経済活動に関しては興味関心がありますので記事もいくつか書いています。

(今回アベプラの動画を観て過去に自分が書いた記事を思い出しました。)

theta-proto.hatenablog.com

 

さて、本題。

今後、高校生を対象にマネー教育が始まるそうですね。

アベプラがうっすらと紹介している教育内容が本当だとしたら、(私にとっては)怖い内容になりそうだなと思いました。

 

個々人の経済的な活動の傾向(偏り)はすなわち「生き方」を意味すると思っています。(特に現代社会においては)

 

だから、理想的には、市井の人々が広く共有してきた「経済観」の変遷を日本史や世界史と紐付けながら過去から現代まで俯瞰し、自分にとってお金やそれに伴う活動をどのように捉えるかを考えさせたあとで現代社会での経済の仕組みを俯瞰し、その仕組みを前提とした立ち振舞い方を考えさせるような、時間的にも地理的にもなるべくフラットになるような(実際、完全にフラットなんて実現できないのですが)情報提供を目指したいところだと思います。

 

マネー教育は、人ひとりの生き方に直結しかねない(=その世代の生き方をインストールしかねない)、ある意味とても危なっかしい領域なので偏りをなるべく排除できるように慎重に設計したいところです。

 

そういう意味で、アベプラの議論はあまりに「現代的」で「局所的」なので賛同できない。

 

現代の経済観に限定しても、上の1本目、2本目の動画のような価値観も共存している。

だから、たくさんの経済観を並べた上で生き方を考える方が遥かに「自由」だと思うのです。

 

経済に限らず、これまでの日々の生活で無意識に刷り込まれた価値観を相対化し、その枠組みから飛び出す機会を多く提供することがこれからの教育ではないのかなぁと思うのです。

 

そのためには地理や歴史のカリキュラムに改良を加え、その土地・時代に生きる人達の価値観や考え方や生活様式にフォーカスしたり、人々の価値観の変遷に伴う社会構造の変化や、社会構造の変化・技術革新に伴う人々の価値観の変遷などを追いかけるような「人の生き方」のゆらぎ方を知る方向にシフトした方が、より意義のある教育が実現できる気がしました。