いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

家でまったり書いてみた

更新です。

 

今回の話題はこれ↓

「今後のこと」

 

はい。

今はこの本を読んでいる最中です。

 

前回までの記事で書いたとおり、アメリカのやばそうな状況(を書いた本)を3〜9年遅れで知った私ですが、未だに半信半疑の状態が続いています。

さすがに、ひとりの人の著作をいくら読んでも、こんなに刺激の強い内容を丸ごと信じるワケにはいかないので別の人が書いた本を数冊は読んでから判断したいところ。

 

でも、とんでもない格差があるということはやはり本当のようですね。

暴動が起きる背景にはやっぱりそれなりの状況があるということでしょうか。

ここら辺は日本でニュースを見てもピンときませんね。

(とはいえ、日本の格差も相当なレベルにあると言いますし、大なり小なりアメリカと似たような状況もあるんだろうなぁ。)

 

今度は日本の現状を書いた本でも探すか。

 

さて、先ほどの「21世紀の歴史」という本。

こんな話をきっかけにネットの中を流れ流れて辿り着いた本なんですけど、「格差論」とは関係なく面白い本です。

 

世界史を商人が支配する「市場」の中心地の変遷を辿りながらその時代背景を解説しています。

今までも「世界経済史」的な本を読んだことはありましたが、そういう本は王朝や皇帝などに焦点を当てた一般的な世界史のストーリーに乗っかったものでしたが、この本では、そういう「世界史の主役たち」が端っこの方に追いやられて、全然違ったストーリーが展開されています。

 

このブログでも紹介した「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」は、科学技術の視点から原始的な技術がどのような背景から生まれたか、ということにも触れていた(と思う)のですが、そういう技術史的な切り口からの世界史のストーリーにも接していると、世界史は色々な角度からストーリーが立てられることに気付きます。

 

今回も、歴史は切り口によって全然違った見方ができるんだなぁと再認識しました。

 

「21世紀の歴史」の著者はジャック・アタリという方で、経歴を見ると、元フランス大統領特別補佐官、欧州復興開発銀行の初代総裁、今では「ヨーロッパの知」と呼ばれるホンモノみたいです。

 

一応、この本の主旨は、過去を振り返りながら未来を予測する、というもの。

未来予測の部分はトンデモ本っぽいんですけど、ここに国家機能のほとんど全てが「民営化」されるだろう、とか、保険業界が強大な権力を握るだろうという予測がありました。

「貧困大国アメリカ」シリーズで語られたアメリカの現状が本当だとしたら、意外とかなり近い将来に起こることなのかもしれませんね。。*1

 

ここら辺の領域に入ると、カルトっぽい話も増えてくるからあんまり感情的になって深入りしない方がよさそうですね。

情報を選別する技量が問われる領域なので面白いと言えば面白いのですが。

 

*1:というか、今の「アメリカやばい」ストーリーの雛型ってこの本だったりするのかな?