更新です。
今回の話題はこれ↓
「もし私に子どもがいたならば」
はい。
「ルポ 貧困大国アメリカ」シリーズを読んで火が付きました。
今回は教育について。
いや、この本が真実を伝えているならば、これほどまでに理不尽な世界になってしまっているんですね。
アメリカ人の考える自由ってなんなんでしょうね。。
もしかしたら、アメリカ国民って一周回って北朝鮮より酷い洗脳を受けているのかもしれない。。
翻って日本の現状を見たときにどうか。
アメリカほどではないにしても、やっぱりかなり世知辛い(まだこの表現の範疇だと信じています)。
現在の状況がこのまま進展していくと仮定したとき、慣性力が強すぎて今も回ってしまっている小〜中〜高〜大〜(院〜)大企業〜定年後の穏やかな隠遁生活なんていう幻想は昔話か、日本の学資ローン市場を仕切るグローバル金融企業が流布する都市伝説と化していると思うんです。
そういう認識でいるので、もし、いま私に子どもができたなら、このルートはなるべく選ばせたくないです。
いまの段階で高校入学から大学卒業までの教育費はだいたい1000万円だと言います。
正直、現状の高等教育を考えると、汗水垂らして稼いだ1000万円を使って、自分の子どもが人生経験を積む機会を奪っているとしか思えないんです。
15歳から22歳までの間、自分の子どもに1000万円も使えるなら、いくらだって失敗と再挑戦をさせてやることができるじゃないですか。
1年に1回失敗しても7回も失敗と再挑戦のサイクルが回せるんですよ?
もし、親に大学卒業まで耐えられる経済力があるなら、子どもがブラック企業を引き当てちゃってもすぐに逃がすことができますし、その後、新しい武器を与えて復活させてやることだってできるんですから。
その方が22歳になったときに、大卒よりも遙かに世の中のことを知っていて、独自の経験をもっているような、魅力的な人間になってる可能性が高いと思うんですよねぇ。
ま、「青春を謳歌することが大事」というなら無理にとは言わないのだけれど、せめてそいういう「別の選択肢」は提示したいな。
そして、もし「進学」を選ぶなら、毎月ちびちび小遣いを渡すようなことをしないで、学費や予備校費を含めたまとまったカネを渡して(できれば)一切干渉しないようにしたい。(そんなことができるなら、だけど。)
いずれにしても、子どもが中学を卒業したら家庭内では大人として扱って信頼したいですね。*1
*1:というか、家から出してあげたいところです。