なんで勉強しなきゃいけないの?
前回の記事に引きずられて、過去のネタを1つ。
よくある問い。
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
子どもが問いかける典型的な質問ですね。
典型的なのに、しっくりくる答えがなかなか見つからない (少なくとも自分は) 。
こういう回答に困る疑問があると、暫定的な答えが出るまでぼんやりと考えるのが私の性格。
「勉強すれば、良い会社に入れて、云々」
「勉強すれば、自分の見識が拡がって、云々」
「勉強は楽しいし、云々」
うーん、どれも相手を納得させる強い動機ではない気がするなぁ、というか、自分が納得できないなぁ、と考えるともなしに考えていました。
それで、「そもそも、子どもに勉強させる強制力的なものはどこからやってくるのだろう」と考えると、その出所は国なワケです (義務教育なんていうものを設定してますから) 。国はなぜ子どもに勉強させるのだろう。まぁ、国全体の知的水準 (と言ってもいいのかな?) を一定以上に保つためでしょうね。読み書きそろばんが国民全員ある程度できないと、国全体が今の水準で活動できなくなりますからね。
法律なんかもそうなのでしょう。国が衰退するような行為について、ドライに禁止しているのでしょう (ドライっていうのは、個人がどうなろうが興味ないけど、全体としてされるとまずい行動だから禁じる、みたいな) 。
こういった類の強制力を働かせる張本人にとって、個人レベルに興味はないでしょう。でも個人レベルであっても例外を作ると、強制力が無くなるからすべての人に強いるように仕向ける。
こんな風に捉えると、
「なぜ勉強をしなきゃいけないの?」に対する目下の答えは
「君らの世代が(少なくとも) 今と同程度の知的活動を実現できるようになるため」
かなぁ。個人の問題というより、チームの問題ですね。チームの一員として力になれるように勉強するんだ、って感じ。
まぁ、これじゃあ子どもは納得してくれないかも (笑)