本の林:「コンサル一年目が学ぶこと」大石 哲之、ディスカヴァー・トゥエンティワン
【連想する本】 ■ 「問題解決プロフェッショナル」齋藤 嘉則、ダイヤモンド社
卒業のための追い込みでお忙しい学生の皆さんに代わりまして、コンサル0年目の私が学んでみました。
卒業の目処が立った頃には「最後の思い出づくり」に忙殺され、本を読む時間は取れないかと思いますので、要点をまとめておきました。
お忙しいところ大変恐縮ですが、1分だけお時間を頂きまして、もし必要とお感じになられましたら「あとで読む」リスト等に加えていただけますと幸いです。
以上、何卒よろしくお願いいたします。
(↑ これを「慇懃無礼」と言い(そこまで「慇懃」でもないが)、失礼にならないように言葉遣いに気をつけたはずなのに、なぜか相手の機嫌を損ねてしまうという不思議な現象に遭遇します。うーん、日本語って難しい。)
コミュニケーション
- 結論から話せているか
- 端的に話せているか
- 事実(数字)に基づいているか
- 論理的に話せているか
- 感情を優先していないか
- 相手の理解を得ながら話せているか
- 相手のフォーマット(理解しやすい形式・言葉)を使って話せているか
- 相手の期待値を把握・管理しているか
- 仕事に取り掛かる前に以下の項目について上司と合意を得ているか
- 仕事の背景・目的
- 具体的な成果物のイメージ
- クオリティ
- 優先順位
思考法
- 作業を始める前に手順を考え、関係者と合意を得ているか(報連相)
- 問題解決に際して以下のことを明確にしているか(ロジックツリー:『問題解決プロフェッショナル』齋藤嘉則 ダイヤモンド社を参照)
- 論点の整理・分解
- 各論点に関する現状把握・事前検討(改善余地の定量評価)
- 優先順位の決定
- 具体的なアクションの決定
- 問題解決に際して「事実・解釈・アクション」のセットを揃えているか
- 問題に対して「仮説→調査→評価」のサイクルを回しているか
- 取り組んでいる作業は問題解決のために必要十分な努力になっているか
デスクワーク
- 議事録では、以下の項目を漏れなく記録し、余分な情報を記録していないか
- 日時
- 場所
- 参加者
- 会議のアジェンダ(論点・課題)
- 決定事項
- 未決定事項
- 確認事項
- 次回に向けてのTODOとその担当者
- (必要であれば)重要な人物の発言
- パワポでは、以下の方針に沿っているか
- ワンスライド・ワンメッセージ(1枚完結)
- スライド1枚に、「根拠 (数字) + 解釈・主張」が揃っているか
- パワポ・エクセルのショートカットに習熟しているか
- 空の最終成果物を作ってから作業プランを立てているか
- 目的を明確にしてから文献(資料)を読んでいるか
- 重要なことをやっているか(重要なこと / 余計なことを区別できているか)
- プロジェクト管理のためのツール(課題管理票)で以下の項目をメンバー間で共有できているか
- 担当者
- 期限
- 対応方針
プロフェッショナル・ビジネスマインド
- 相手が求めていることをできているか
- 会議での「発言無し」はその時間内での価値創造ゼロ
- 時間はお金である
- 「3日で100点」より「3時間で60点」の仕事をする
- 納期までに結果を出すこと、手段は問わない
- 師匠を見つける(守破離の実践)
- リーダーを率先してサポートする
- チーム内に同じ役割をする人は2人もいらない
- 作者: 大石哲之
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2014/07/31
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