まとめてみたので書いてみた(その5)
更新です。
今回の話題はこれ↓
「外貨MMFについて」
はい。
投資の話の第6弾です。
前回まではリスキーな投資先が続いたので、ここらで現実的な投資先のことを書いて落ち着きます。
今回は外貨MMFということで、私なりの捉え方で書いてみたいと思います。
私が投資について「え、投資って怖いやつでしょ?失敗すると借金とかするやつでしょ?」の状態から、「なるほどね、投資って言っても投資先によってこんなにリスクにグラデーションがあるのか!」って理解したきっかけになったのが外貨MMFでした。
MMFというのは「マネー・マーケット・ファンド」の略で、主にコマーシャル・ペーパーという有価証券からできている金融商品のようです。
コマーシャル・ペーパーを調べてみると「企業が短期資金調達の目的で、公開市場で割引形式で発行する無担保の約束手形のこと」という説明がありました。
(引用:
コマーシャルペーパー(こまーしゃるぺーぱー) | 証券用語集 | 東海東京証券株式会社)
無担保の有価証券なので元本割れのリスクは抱えています。実際にMMFは何度か元本割れを起こしているようです。
が、これまで私が書いてきた金融商品(国内株、海外ETF、ソーシャルレンディング、仮想通貨)を振り返ると、買って数秒で元本割れを起こす可能性がある商品も多いです。これらの金融商品は元本割れが日常茶飯事のことなのでそれ自体でニュースになることはありません。
ですが、ここで話題にしているMMFという金融商品は元本割れを起こすと「MMFが元本割れを起こした!」ってニュースになるくらいの大事件として扱われます。
この違いをみると、世の中で認識されているMMFの元本割れリスクと株などのそれとは濃淡が鮮明です。
それくらいMMFは元本割れを起こしにくい金融商品のようです。(今のところは)
また、定期預金のように預入期間が固定されるわけでもなく、任意のタイミングで売却が可能です。
だから、ざっくりと言うと「元本保証がない預金」って感覚で私は使ってます。
元本保証の有無で言うと、日本の銀行の外貨預金も元本保証はないのでその点は同じ条件です。(その中でもリスクの濃淡はあると思いますが)
また、いま書いている「元本割れ」というのは、米ドル建てMMFなら「米ドルの額面」に対して、豪ドル建てMMFなら「豪ドルの額面」に対しての話なので、為替差損による「日本円」の元本割れの可能性は普通にあります。
このリスクについても外貨預金と変わらないです。
さて、元本割れリスクは他に比べて低いようなのはわかったけど、肝心の利回りはどうなの?ということで、この記事の執筆時点(2020/10/18)での金利を外貨預金と比べてみます。
米ドルについて...
米ドル建MMF:0.084〜0.116%
わりと違いますね。
コロナショック以降はこのくらいの差で済んでいましたが、コロナ以前は米ドル建MMFで1〜2%くらいの利回りで推移していたので本当に段違いのリターンがありました。
こういったリスク(ここに書いていないリスクもありますが)とリターンを全部ひっくるめて考えても「外貨預金より外貨MMFの方が有利」と私は判断したので外貨預金は極力使わずに可能な限り外貨MMFの方に資金を寄せています。
では、私のこれまでの実績です。
為替の影響を考えるとややこしいですし、実際に確定した為替損益はほとんどないので外貨建てで集計します。
ちなみに、私が投資している間に保有する外貨MMFは元本割れを起こしていません。
まずは分配金の積み上げグラフから↓
次に投資額推移↓
今年に入ってガクッと利回りが下がったので、上下のグラフを見比べていただければわかる通り、せっかく投資額が積み上がってるのに分配金の勾配が寝てしまいました。(残念です。)
まぁ、コロナの混乱から回復するまでしばらくは仕方がないですね。
逆にここで高リスクなETFやら個別株に資産を振り向けたらバブルに巻き込まれそうだし、私は静観しておきます。
それにしても、こうやって見てみると利回りが下がった後の私のドタバタが丸見えですね(笑)