いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

出勤前に書いてみた

更新です。

 

今回の話題はこれ↓

「現金決済 vs 電子決済」

 

はい。

じゃあ早速元ネタを。。。

現金至上主義者はこれから「社会悪」と言われるかもしれない(三戸 政和) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

 

現金決済が国の生産性を大きく落としている、という主張。

 

まぁ、その通りでしょうね。

対象が何であろうが、流れがあるものは抵抗がより少ない方法で流れるようになるのが世の常なので、日本だって最終的には電子決済になるとは思います。

 

今年に入って、私も家計の全支出における電子決済の割合が90%くらいにはなったと思います。

 

圧倒的に便利です。これは間違いない。

 

 

ただね、ちょっとだけ現金にも未練がありまして、それは「決済に対する裁量の大きさ」なんです。

 

これは上の記事で「お金をあげることに意味がある場合」として言及されていることに該当すると思いますが、電子決済では「代金に色を付ける」ことが難しくなる。

 

ほとんど意識することはないのですが、私は池波正太郎さんの「男の作法」を読んでから、タクシーの運転手さんにはチップ(と言っても100円ですが)をあげることにしてるんです。

 

このチップ、電子決済だと渡しづらくなるし、仮に「チップを渡します」と言って電子マネーで「ピッ」と支払っても、電子決済だと意味が薄れるというか、変質するような気がするんですよね。

 

しかも、こういう「不合理な」決済は、貰い手も記録に残さなくて良いし、たぶん、残らない方が良いわけです。

 

電子決済には、そういう「不合理さ」と「不合理さゆえに生まれる感情の働き」を許容する余地が極めて少ない。

 

これは、消費者の主体的な行動がますます制限されることにつながるのではないか?

 

 

そういう意味での「現金至上主義」が語られるなら、私も少しだけ共感します。