記事につられて書いてみた
更新です。
今回の話題はこれ↓
「なぜかよくわからないけど、スカッとした。」
はい。
うん、負けたんだ。
ホント、間違いなく負けたんだと思う。
この記事は、私の中のもやもやしたものをスパッと切ってくれた。
この記事を読んで、今年、訳あってベトナムに行ったときのことを思い出しました。
正直、私は彼らが羨ましかった。
日本なんかとは比べものにならないくらい秩序がなくて、騒がしくて、街は汚いのだけれども、それを差し引いても羨ましかった。
日を追うごとに急速な勢いで街が発展していく。
今日より明日、明日より来週、来週より来月、来月より来年、頑張った分だけどんどん自分たちの生活が豊かになっていく。
今頑張れば、これからもっと豊かになれる。
そんなみんなの熱気が、バイクのエンジン音、車のクラクション、人々の会話、鶏の鳴き声になって空気中に放出されている。
私はたった数日しか滞在しませんでしたが、それでも街や人や喧騒から、今の日本では到底感じることができない活気を、はっきりと見せつけられました。
小池都知事じゃないけれど、日本には何でもあるけれど、希望がない。
これは私の率直な感想です。
私は、そのとき居合わせた同世代のベトナム人に思わず「あなた達が羨ましい」と言い、
彼は「何言ってるんだ。日本の方が私たちより何倍も豊かじゃないか。」などと笑いながら答えました。
私も「ま、そりゃそうなんだが。」なんて言いいながらつられて笑って、それ以上は何も言いませんでした。
きっと彼は、私と会ったことも、私とそんな会話をしたことも覚えていないだろうけれども、私の、あのときの言葉は本音なんです。
お世辞でも何でもない。
本当に羨ましかった。
私たちは、たぶん希望を食って生きている生き物なんだと思う。
飯が食えても、希望が食えないと飢えてしまう。
あのとき、はじめて自分が飢えていることに気づいた。
まったくもって愚かな話だけれども、あのとき、ようやく自覚したんです。