いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

旅の途中で書いてみた1

更新です。

 

今回の話題はこれ↓

「沖縄の文化」

 

はい。

今回は二本立てで行きたいと思います。

これはその第一弾で、中身(私の所感)の話。

 

昨日は丸一日沖縄で過ごしました。

 

 

今日の一番の収穫は、首里城に行ったことですね。

首里城を見て思いました。

「一応,日本国の中にある一つの県ということになっているけれど、背負っているバックグラウンドというか、世界観は、私が学校で習った日本文化とはまるで違うものだ」ということ。

 

まず、城の造りがまるで違う。

これを何と表現すればよいのか、適切な語が見当たらない。

差別とかそういう気持ちは全く含んでいないのですが、私の中で「南蛮」という言葉が一番しっくりきます。(なんと表現するのが正解ですか?これ。)

 

あと、美ら海水族館から那覇市に向かう道中で見掛けた名護市役所の建物。

建物を使ったあの自己表現の仕方は、自分たちのアイデンティティについての確固たる信念を感じました。

 

これだけルーツがしっかりしていると、「独立」という話が出てくるのも納得できます。それでいて、琉球王朝時代は公文書にひらがなを使っていたとか。(ネット情報)

文化というのは、グラデーションなんですね。

 

何となくですが、私が沖縄で受けた印象をもっと濃く、はっきりとした形にすると、外国で母国語が通じる英語圏スペイン語圏の人たちの感覚に近づくのかもしれない、と思いました。

 

やっぱり、その土地に行かないとわからないことがありますね。

 

 

ここで一つの懸念。

今は一応日本ですので義務教育では、沖縄の人も私と同じ歴史教育を受けていると思われるのですが、琉球時代について沖縄の人はどの程度学ぶのでしょうか?

率直な話、沖縄の子供たちが琉球の歴史をしっかり学ぶ機会を与えられていないのだとしたら、この国はかなり残虐なことをしていると思います。

 

これは沖縄に限らずですが、地方の「地方性」は、やっぱりその土地に住む人がその土地の歴史や言語や文化を共有している度合いで変わると思うんです。

その土地に住む人たちの中で共有しているものが多ければ、今みたいな何処に行っても同じような町並みののっぺりした国にはならなかったのかなぁ。

 

まずその土地に住む人が過去にどんな困難に遭ったのか、それをどのように解決したか、一番の功労者が誰か、などなど。

歴史の勉強ってそんなことから始めても良い気がするのです。

その土地その土地で、困難に立ち向かって解決に尽力した人は、その土地の人たちがしっかりと称えてあげる。ある意味、公教育で教える内容になるということは、最大の賛辞ですよ。

そうやって、その土地のご当地ヒーロー(戦隊ものではなく)を教えてあげれば、どのくらいの人が思うかは知りませんが、「この土地に貢献できれば後世まで自分の名前が残るんだ」って感じる子供は増えると思います。

その方がよっぽど効果的な歴史教育だと思いますけどね。

 

 

 

ま、国がそういう教育を「積極的に」避けてきたのであろうことは何となく想像つきますが。