いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

将来について書いてみた

更新です。

 

今回の話題はこれ↓

「人生の自由度を広げるために」

 

はい。

元ネタは

「これからの僕らの働き方」 横石 崇 編、早川書房

この本の「File 9」に出てくるフリーランスの勉強家の方のお話から引っ掛けて書きます。(うまく引っ掛けられてませんが。)

 

収入源が増えると、お金の使いみちを分けて考えるようになる

            ———「これからの僕らの働き方」 横石 崇 編

 

私、今朝起き抜けに、「ひょっとすると、先々の未来では、今の正社員・専業サラリーマンのポジションって、今で言うところの職人さん的ポジションになるのではないか?」なんて考えが唐突に浮かびました。*1

 

 

1年ほど前から、これまでに貯めた預金を使って投資に挑戦しているんです。

でも始めた当初は、未経験のことですし、「投資=失敗=借金地獄」的な固定観念もやはりあったので、おっかなびっくりでかなりの少額から入りました。

色々と調べていくうちに「元本保証がない」金融商品の中にもリスクの大きさにはバリエーションがあって、銀行の預金金利よりちょっと良い程度であれば、元本割れをほとんど起こさないような堅い金融商品もあるということに気付きました。

で、素人なりにリスクコントロールを考えながら戦略を立てて、実際にトライしてみました。

結果的としては、1年ちょっとで数万円の確定益があり、現在も数千円の含み益がある状態になっています。

 

この経験は、私の中ではかなり大きいことでした。

なにせ、たとえ少額であっても「今の仕事以外のところから万単位の収入を得ることができ、今後もそこから毎月いくらかの収入が期待できる」という事実は、今の仕事にしがみつく理由を薄めてくれましたから。

それと同時に、仕事で受ける心理的なプレッシャーから開放されたように思います。

 

それほどまでに、今回の経験は大きかったです。

 

 

視線を移せば、今ではクラウドソーシングなどもあり、誰でも自分で仕事を取ってくることができると同時に仕事を作ることができる時代になりました。(正直な話、クラウドソーシングは、仕事を取ることよりも、作ることができる、ってのがめちゃくちゃでかいことだと思います。だって、極論すると自分はスキルゼロでも金さえ出せばアイデアを実現できるってことですから。)

大きな仕事がしたいけど先立つものがなければ、クラウドファンディングで資金調達する手もあります。

こうなってくると、株式会社の元来の形(一つの目的のもとでヒト・モノ・カネが集まり、目的が達成されると解散するような形)が復活するのではないか、とさえ思います。

 

また、シェアリングエコノミーなどと言われるように、手持ちのモノを使って収入を得る方法も出てきました。

はたまた、ヤフオクやメルカリのように、個人間でモノの売買がお手軽にできるようにもなっています。

 

だから、こういう経済が発展していくと、「従来型の企業」の形はどんどん溶け出していくような気がするんですね。

だって、副収入がそれなりにあれば、「AIに仕事を奪われるのではないか」と得体の知れない不安の中で過ごしたり、職場で「仕事ができないヤツ」的なレッテルを貼られて肩身の狭い立場でいることを我慢したり、うつになるまで自分を痛めつける理由なんてないですもん。*2

 

お金がない学生だって、学費のためにバイトに明け暮れて単位を落とすような負のスパイラルとは無縁の学生生活を送る方法はあると思いますし。

 

 

「今の仕事が疎かになる」とか「一つの仕事に専心することが職業人としての基本だろ」とか、そういう心情的な部分では大局は動きませんよ、きっと。(私、ここら辺についてはかなりドライになりました 笑)

 

社会システムや経済システムがどのような構造になっているか、そのシステムの中ではどういう在り方が居心地良いか、これが全てだと思います。(だからこそ、私はこの社会の構造がどうなっているのか知りたくて、本を読んでいるのです。)

 

思うに、AIで代替できない職種が、職人さん的ポジションで残っていくのではないかな、と(あとは、それこそ奴隷のような仕事ね)。ただ、そういう職種に就けていることが良いことかというと、そうとも言い切れないように思いますね。

たぶん、AIに仕事を奪われない職業がはっきりしてきたら、そのときは人気の職業になるかも知れないけれど、それを超えると見向きもされなくなるように思います。(だから、後々は、後継者不足で悩むんじゃないかな 笑)

 

こんなことを考えながら、投資をしたり、別の生き方を考えたりするとなかなか面白かったりします。

*1:(追記)いや、どちらかというと専業農家っぽいポジションかな。

*2:投資に挑戦して学んだことの一つに、「元本は死守しろ」があります。「体が資本」とはよく言ったものですね、ようやくこの言葉の意味が理解できたように思います。