ひさびさの連投です。
今回の話題はこれ↓
「4、50代の人たちの昔」
はい。
最近ではなかなか記事を書く気になれませんでしたが、今日は珍しく気分が乗っています。
前にも一度か二度書いたと思いますが、今もう一度、池波正太郎の「男の作法」を読み返しています。
というのも、最近オーディオブックなる代物に手を出しておりまして、1ヶ月間は無料とのことだったので、「書店で見かけていたけど手に取ったことはない」程度の本のデータを数本落として聞いてるんです。
そしたら、そのアプリのトップページ内の「おすすめの本」的なもののなかに、伊集院静さんの「大人の流儀」シリーズがあって、どれどれ、と聞いてみたのです。
礼節とか、気遣いとか、分をわきまえる姿勢とか。
この土地に生きる人間として、私に欠落しているものを、「足りない」とはっきり叱ってくれているようで、背筋が伸びました。
やっぱり、私も一本筋が通った、芯のある人間になりたいです。
(「こんなもの書いてないで黙って働かんか、馬鹿者」と言われそうですね。)
それで、大人の流儀を2までオーディオブックで聞いた後、書店で3を購入し、読了。
その合間に、「男の作法」を読む。
「どうやったらこういう人格って磨かれるんだろうなぁ。」
と思いながら読み進めていくと、「留守番」の項に当たる。
ちょっと引っかかった。それがこの一節
いまなんか、地下鉄に乗ってると、中学生の女の子がいっぱい入ってくるんだよ。聞いていると、
「おい、朝飯食ったか」
「食った」
なんてやってるんだから、当然、女は乱暴になるよね。
「ばばあ、何を食わした」
なんて言ってるんだよ。
ばばあというのはおっかさんのことなんだ。そういう女子中学生がいるんだからたまらないですよ。
ん?と思い、まえがきの日付を確認。
昭和五十六年三月
とある。例えば、上の会話が当時13歳の女子中学生のものとして、今の年齢は52歳くらい。
おいおい、マジかよ。今の中核世代は、もう、そういう世代なのか。
こういう会話はもっと最近の現象かと思っていたのに。。軽くショック。
あー、恰好良い大人になりたい。