クラブって不思議
更新です。
私、かなり真面目に生きてきました。
今まで、学校でもいかにも悪そうな (見た目の) 人とは積極的に距離を置いてきました。
あと、クラブミュージックとか聞かないようにしていました。だって、ああいう音楽を車で流している人って、だいたい悪そうな人じゃないですか。モニターがいっぱい付いてる車内でMV流しながらズンズンさせながらグラサンかけながらタバコふかしながら片手でハンドル握ったいかにも悪そうな人が彼女と一緒にどこかへ向かっているじゃないですか。
だから、私にとって渋谷とか、六本木とか、そんなところにあるクラブなんて関わりのない場所だと思っていました。だって、いかにも悪そうな人が車で流す音楽が大音量で流れてる場所なんだからいかにも悪そうな人が集まりそうじゃないですか。
が、
なんだか最近、よくわからない流れでそんなクラブに繰り出すことになりました。
人、多いですね。
そしてみんな、楽しそう。
行った感想は、想像してたより怖くなかった、ですかね。
でも、周りにいる人は自分とはタイプが違うな、とは感じましたね。
んで、そのときは結局終わりまでいたのですが、私が「おぉ」と思ったのは、終わった瞬間、部屋の音楽が止まり部屋の照明が完全に灯された瞬間でした。
なにもないんですよ。
いや、スピーカーとかステージとかテーブルとかはありますけど、さっきまであれだけいろんな人が飛び跳ねたり歌ったりお喋りしたり笑ったりしてた楽しい場所が急にただの箱になる感じ。魔法が解ける感じ。
けっこう不思議な感覚でした。
何なんでしょうね、あれ。
本当に「なんであれだけ盛り上がってたんだっけ?」って思ってしまうほど素っ気ない空間になりますよ。
逆に、音楽と照明でただの箱をあれだけ人を惹きつける空間にできるということなのか?
いや、それよりもたぶん「人が人を呼ぶ」っていう現象が起きてるだけなんだろうな。
なんて思ったり。