いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

いいかげんなこと書いてみた

更新です。

 

今回の話題はこれ↓

「ん?あれ?もしかして、同じ結論?」

 

はい。

本当は前回の記事の続きを書くつもりだったのですが、その前にメモしておきたいことがあるのでそちらを優先します。

 

まずは呼び水としてこちらを載せておきます。(少々古い記事ですが)

style.nikkei.com

異次元緩和政策の一環として、日銀がETFの大量買い付けを行っているようです。

 

これに対しては、専門家の人たちから「出口戦略」に関する懸念の声が上がっているのだとか。

 

さて、日本はいわゆる「国の借金」が1000兆円を超えている状況で、なおかつ政治的な駆け引きの中で思い切った増税がなかなか進んでいない。

 

このように国の財政状況がなかなか好転しない現状で、「Xデー」みたいな話も(これはいつの時代もあるとは思いますが)ちらほらと聞こえてくる昨今。

 

そのような中でも国内外で着々と進む格差。

 

アメリカに目を移すと「1% vs 99%」の構図で対立が深まっているみたい。

それどころか、アメリカの総資産額上位3人でアメリカの総資産額下位半分の人たちの合計資産額を超えているという超がつくほどの格差社会なのだとか。。

 

 

–––––– このような状況が長らく続き、時は20XX年。

 

一向に衰える兆しのない格差拡大の流れに耐えかねた日本国民は、時の総理大臣の汚職をきっかけに革命を起こし、政治体制が大きく変わっていた。

 

そして迎えた「第1回 日本国大統領選挙」。

なぜか出馬した私は、次のような政策を提案した。

 

「私が大統領になった暁には、税金は据え置きます。そのかわり、新政府が日本国内の上場企業の株を買い、その配当で国の財源を確保します!」

 

 

 

・・・はい。

物語調になってましたけど、言いたいことは「これから、国は税を取らずに配当を取ればハッピーじゃない?」ということです。

 

ふと思ったんですよ。

会社からお金を取るためには、会社の株を買って配当を要求することだって。

 

これさ、個々の会社の経営権を脅かさない形で上場企業をまんべんなく買い付けてしまって、全企業から毎年配当をもらってしまえば出口戦略なんて考える必要ないんじゃないの?

 

人類の生産性の向上によって、市場は上昇と下落を繰り返しながらゆっくりと右肩上がりに価値を高めていくんですよね?

 

だったら、一部の株が暴落しても暴騰しても国の(言葉通り)超人的な握力で握り続けていればいいんじゃないの?

企業が倒産して買った株券が紙くずになろうが、買ったときから株価が1万倍になろうが、一度買った株券は死んでも(死なないけど)離さない。

 

そうすれば市場を極端に歪めることはないだろうし、市場のルールに則って企業に「配当」を要求することもできる(笑)

 

「投資」という形をとれば国内の企業活動を奨励する効果もあるし、それでみんながそれぞれの会社で頑張って稼げば稼ぐほどきっちりと国に「配当」や「値上がり益」という形で返ってくるわけでしょ?

 

で、それを再分配の原資にする、と。

 

 

ええやないか。(関西弁)

 

 

しかもこれって、ベーシック・インカムの企業版的な感じだから、全企業の株を買えば今の「補助金制度」的なものをざくっと削ってすっきりできないですかね?

そうやって、お役所の事務をスリム化して、煩雑な制度の審査に掛かる時間と費用を削減する、と。

 

 

ええやないか。(関西弁 その2)

 

 

国の寿命は人ひとりの一生よりも長いんですから、それこそ「時間」を武器にして投資ができるじゃないですか。

税金を増やすよりも圧倒的に政策として実行しやすいですし、何よりも実行するコストがかからないですよ。(いや、投資の原資は莫大に必要ですが。)

しかも、(だいぶ時間はかかるかもしれませんが)その財政効果だって明らかだと思うんですけどね。

 

違う?

 

ヘッジファンドから何か攻撃受けるのかな?

でも、日本全体の企業に対して同時に攻撃を仕掛けるっていくらなんでも無理でしょ?(国債を落とされなければ。)

他に何かダメな要因ってあるの?*1

 

あと考えられるのは、国のお金目当ての「実態のない企業」くらいかな?(わからんが)

 

かなりラディカルに運用しようとするなら、社会の不安定化の原因になるような極端な利益を上げる企業に対しては株式の占有率を高めて「国営化」に近い状態を作ってしまうこともできそうだけど。(でも、これだって納得的なやり方だと思うけどね。だって、極端な利益を上げるってことは、Amazonみたいに商売がより公共性の高いものになっているってことだろうから。)

 

これをやると、生産性向上に歯止めを掛けることになるだろうけど、多分今のペースで生産性が上がると、社会がついて行けずに壊れるだろうから、持続可能なように生産性向上にある程度ブレーキを掛ける効果があって良いように思うけどな。

 

まぁ、不利益を被るのはごく少数の起業家と政治家かなぁ。

 

大成功した起業家にとっては所得の「天井」ができる制度になるだろうし、政治家にとっては「業界への補助金」という権力の源泉を失うことになるから。

 

とはいえ、「天井」は十分高く設定できるだろうし、権力の源泉は他にもいくらだってあるだろうから、そこは少しくらい我慢してもらいましょうよ。

 

 

 

私としてはけっこう妙案だと思うんだけど、でも、こういう議論がないってことは根本的な問題があって「論外」なんだろうなぁ。

 

何がいかんのだろうか。。。?

 

 

いや、それにしても、まさか自分の考えが黒田体制の日銀と同じになってしまうとは思ってもみなかった。笑

*1:仮に今の日銀のやり方が、十分な配当を得る前に元本を切り崩さざるを得ない投資戦略だとしたら、それはダメだね。