技術の前にと書いてみた
更新です。
今回の話題はこれ↓
「エリート教育」
はい。
元ネタ↓
高専発「正義のハッカー」 金の卵を15歳から育成 :日本経済新聞
「なんか、危なっかしいなぁ」と思うのは私だけでしょうか。。
まず、(言葉が悪いですが)これはサイバー戦争に動員される戦闘員の育成プログラムってことですよね?
まぁ、それは別にいいんですけどね。
でも、せっかく手塩に掛けて育てた「超エリート」が最終的にはグーグルに獲られた、なんてオチはないですかね?笑
まぁ、最悪そうなったらそうなったで仕方ないですが(いや、良くないですが)。
これ、才能ある人たちの技術を高める前に人格形成のための教育プログラムがあるんでしょうか?
エリートを育成するって言うけれど、技術には色が付いてませんから、使い手次第でどうにでも転びますよ?(言わずもがなですが。。)
超エリートってことは、その分野でほとんどの人にとって手の届かない境地に達し得る人、ってことですよね?
仮にそんな「超エリート」を育てられたとして、その人たちがダークサイドに堕ちたり暴走しだしたらどうします?
日本国内では手に負えないサイバーモンスターになる可能性もありますよね。。
そもそも、何をもって「正義」なのでしょうか?(こういうことを言っちゃうと嫌われますけど 笑)
いや、私だってわかってますよ、「正義のハッカー」なんて本気で言ってないことくらい。
でも、もし万が一このプログラムで「私は正義のハッカーだ」なんて自称する人が現れちゃったとして、その人を本当に超エリートとして信頼できますか?
無理じゃないですか。
だから冗談でも軽口でも教育に関しては「正義」なんて言葉を使わない方がいいと思いますけどねぇ。
なんか、スターウォーズを連想してしまいます。
うーん。。もし、超エリート技術者を本気で育成するつもりであるなら、技術を高める前にそんな重要な任務を任せられるだけの人格者を育てるか選び出すことが必須だと思いますけどね。
このプログラムがもしそういう前段階の教育プログラムの用意があるか、そういう意味での適任者を選ぶ仕組みがないのなら、、どうなんでしょうか。
今のご時世、エリート技術者こそ人文学的な教養が必要だと思いますけど。。