更新です。
今回の話題はこれ↓
「投資における資金管理について」
はい。
この記事が比較的みなさんの関心を集めたようなので、もう少し投資の話でも書いてみようかな、と思います。
ということで、今回は私が投資として最初に手を出した「外貨預金」で感じたこと。
これからもっともらしいことを書きますが、私、ただの投資素人であって、投資のプロでも何でもないですからね。ただの経験談なので、眉唾物だと思って読んでください。
投資は自己責任で。
上の記事でも書きましたが、1年ちょっと前、私は銀行の外貨預金を使って大真面目に数日〜1ヶ月程度の短期取引(スイングトレードって言うんでしょうかね?)をやっていました。
外貨預金ですのでスプレッドは1通貨あたり往復1円(!?)
銀行からしたら素晴らしいカモですよね。
でも、おかげで良い勉強になりました。
私にとっては必要なプロセスだった(と信じたい)と思います。
【勉強その1: 資金管理の重要性】
結局、プロであってもチャートの動きは予測できないということですので、ど素人の私が予測できるはずもありません。
だとしたら、取引のタイミングを分散して高値づかみの危険を回避するのが懸命でしょう。
なので投資をするにあたっては、底値を見極める技術を磨くより、資金管理を徹底するべきだと考えました。
そこで、過去のチャートから変動幅を推定し、その変動幅をいくつかに分割してチェックポイントを作りました。
そして一回の取引額を決めて、先のチェックポイントで指値で取引をすることにしました。
こうすることで、自分のポジションの重心をレートのどこに置くのかをはっきりさせることができ、あまりぶれずに取引できたように思います。
【勉強その2: オールインした時点で負け】
資金を全て投資したら、その時点で自分のポジションの重心の位置が確定してしまいます。
そうなると、自分の損益を自分でコントロールする術がなくなり、完全に相場任せになります。
資金管理の観点からしたら、この時点で「負け」だと思います。
ということで、自分が想定している範囲を超えて相場が下がり続けても数ポジションは取れるように余力を残しておくことを心掛けました。
【勉強その3: 持っているポジションは平均で考えない】
これは利益を出す仕組みとして本当に有効なのかはわかりませんが、私は個々の取引を記録して個別に管理し、合算して平均レートで考えないようにしました。
合算すると、損益分岐点が1つに決まります。
でも、個別に見ていくと、全体の損益分岐点よりもはるかに下で利益が出ている取引もあるのです。
それなら、個別に管理して小さく利益をとっていった方が得した気分じゃないですか 笑
それに、今気付きましたが、ポジションを合算すると資金管理の面で難があります。
先ほど書いたように、持っているポジションを合算すると、損益分岐点が1つに決まります。
これはつまり、レートが損益分岐点を超えるまでは反対取引をしづらいということ。
反対取引をしづらいということは、ポジションを部分的に解消して余力を蓄えることが難しくなりますので、想定レート範囲の修正が難しくなります。
そうすると、手持ちの全ポジションが硬直化してしまうので、為替が急落したときに置いて行かれる可能性が高まります。
やっぱり、1取引の高値づかみで全ポジションを硬直化させるのは得じゃないと思いますね。
これは逆もしかりで、ポジションを完全に解消してしまうのも、利益を取り損ねるのである意味「負け」です。(私は買い建てオンリーだったので、特に。)
銀行預金での買い建ての場合は、損失有限(損失は最大でも買った額)・利益無限(利益は上限がない、青天井)でしたので、どれだけ利益が出ていてもポジションの一つや二つは放置しておきました。
相場の急上昇が起きたときに少しくらいは利益出したいですからね。
【まとめ】
私の投資経験は、銀行の外貨預金という、投資対象としてはあまりに不利な商品から始まりましたが、学ぶことは多かったように思います。
一番大きな収穫は、「投資はゼロかイチかではなくて、その中間にはいろいろなリスクの取り方がある」ということがわかったことでしょうね。
以上、私の経験談とそこから得た学びでした。
読んで頂いたみなさんにとって、何かしらの参考になれば。