商売ネタ帳:みんなの「小ネタ」を集めて電子書籍を出版する
ネタ帳#5:小ネタのクラウド出版
みなさんが書いた小説や、随筆や、日常の笑える小ネタを持ち寄って広く読んでもらう機会を作りましょう、という企画。
書籍の電子化が可能になったことで、書籍出版のハードルが大幅に下がっています。初期コストを気にせずに出版が可能になったので、あとは作品の中身を作るだけ。じゃあ、作品を書いている人から集めればいい。
- もの書きは好きなんだけど、長編を書くほどの根気はない。
- このネタだけは自信があるんだけど、その他はさっぱり。
- 趣味で短い物語を書いてきて、作品がたまってきた。
そんな人に「短すぎて商品にはなりそうにないけど自信がある作品」を投稿してもらう。それを集めて一つの書籍として出版し、その売上げをみんなで分配する。
ポイントは、出版物に集録された作品の執筆、校閲、編集作業に貢献した人すべてに印税収入を与えること。
ようは、サイト主催者は個別の作品に対して基本ノータッチで、プラットフォームのショバ代と作品の著作権だけ回収する。
もちろん、作品の著作者は、一番大きなマージンを受け取るのだけど、たとえば、作品内に誤字脱字やその他のミスがあった場合、校閲者がそれを訂正すれば、著作者が受け取るはずだったマージンの一部が校閲者に移る。
編集者は、出版物全体のテーマ設定をして、そのテーマに合った作品を選び、掲載の構成を提案する。編集者から出版オファーを受けた著作者全員がその提案に乗れば、晴れて出版される。恐らく、編集者も調整が大変だろうから、著作者並みのマージンを予め設定しておく。
で、実際に出版した電子書籍の売上げに応じて、その書籍に関わった人たちをランク付けして、各分野でヒット作品に継続的に貢献した人は、ランクが上がり、「ヒットメーカー」や「売れっ子作家」として、他の「ヒットメーカー」や「売れっ子作家」と質の高い仕事ができるようになる。
もちろん、作家としての力がつけば、馴染みの編集者とタッグを組んで、同じプラットフォーム上で長編を単独で出版もできる。こんな仕組みだから、当然、印税率は既存の出版社より断然でかい。
これ、マンガ版もできそうですね。
ストーリー担当、キャラ作画担当、背景・効果担当、編集担当、校閲担当みたいな。
クラウドマンガ出版サービス。
あ、こっちの方が売れるか?笑