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いいかげん日記

思いついたことをただひたすら書き殴るいいかげんな日記です。

本の林:「別れる力 大人の流儀3」 伊集院 静、講談社

本の林:はじめに

【連想する本】

「男の作法」 池波 正太郎、新潮文庫

「断片的なものの社会学」 岸 政彦、朝日出版社

 

この本を読む前に、オーディブルの無料お試し期間中に「大人の流儀」と「続・大人の流儀」を聞いていました。

私も、一本の芯がある大人になりたいものです。

 

でね、この本を読んでも思うんですけど、昔の若者って、かなりハチャメチャなことやってませんか?

伊集院さんも、昔は「旅打ち」やったり(伊集院さんの本を読む(聞く?)まで、「旅打ち」なる言葉すら知らなかった)、ホテルに居候していたときも、働かずに飲み歩いていたそうな。

昔話でこの手の話をよく見聞きするような印象があるのは、メディアに出る人のバイアスがかかってるだけなのかもしれませんが、でも、今よりもはるかに色々な生き方が許容されているような。。(今もそういう人いるのかなぁ。)

 

今なんか、これだけ「多様性が大事」とか言ってますが、こういう「多様性」は認められるのかな? ・・・無理じゃないですか?

こういうのが今の「息(生き?)苦しさ」の元凶のような気がするんですよね。(昔を美化しすぎなのかな?)

 

なんだろう、この「人生、失敗が許されない」感じ。

「人生、無駄が許されない」感じ。

 

人に対して「失敗しても大丈夫、無駄があるのもまた人生さ」って言えば自分だって楽になるのに。(ぶつぶつ・・・)

こんなことを考えると、この本のあとがきが頭をよぎります。

「断片的なものの社会学」 岸 政彦、朝日出版社

いや、みなさん、しんどくないですか?もうちょっとユルくやりませんかね?

と言いたい(by ゆとり世代)。

 

私にとって伊集院さんと言えば、日経新聞のインタビュー記事。

そこで取り上げてくれたからこの本に出会うことができたんですよ。

「男の作法」 池波 正太郎、新潮文庫

で、伊集院さんと池波さんの本を読み比べると、性格は明らかに違うんですが、でもやっぱり何処か似たような経験をされているんですよね。

若い頃の池波さんは相場をやっていたみたいだし(文面からして一時期は結構儲かったのかな?)、伊集院さんはギャンブル漬けだったらしいし。

そういう経験を通じて、周りの人の残酷な末路を目の当たりにしていたりなんかして。

 

たぶん、そういう経験が、人間を作るんでしょうね。

そう考えると、人生経験が浅すぎるな、自分。

 

この本に関しては、あともう一つ。

この本の見出しに

サヨナラだけが人生だ

があります。これを見て真っ先に浮かんだものはこれ↓

ソラニン」 ASIAN KUNG-FU GENERATION

で、本を読み進めたら「井伏鱒二」の名前が。

あまりにも有名な漢詩の訳みたいですが、お恥ずかしながら私はこのとき初めて知りました。

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

私、人生で初めて詩で感動しました。この日本語、美しすぎます。

しばらく余韻に浸ってしまいましたね。

 

実は今回の記事、この本と「ソラニン」と「勧酒」の井伏訳を繋げておくことが目的でした。笑