本の林:「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」 小林せかい、祥伝社
【連想する本】
「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金をゼロにした理由」 午堂 登紀雄、日本経済新聞出版社
この本は、上司に紹介されたので読んでみました。
私、本屋の棚から直感で本を選ぶ人なので、人から勧められた本って、なかなか読む気になれない人なんですが、この本を書いた小林せかいさんはだいぶ個性的な人のようでしたので、その個性に惹かれて読むことにしました。
読むと、起業・独立を目指す人に向けたハウツー本というか、Tipsのような形式をとっています。でも中身は、せかいさんが経営している未来食堂の在り方やせかいさん自身の考え方を率直に書いてあるエッセイ本、といったところでしょうか。
気になった一節をご紹介。第6章「注目を集めるということ」より
もしも辛くなったら未来食堂の“まかない”に来たらいい・・・・・・というのは半ば冗談ですが、この種の「プラスから波及するデメリット」(金持ちゆえのデメリット・美人ゆえのデメリットなど)は大勢の人が理解できるほど巷に流布しているものではありませんから、話し相手を限定する必要があります。(ちなみに私は相談相手がいないので、割と辛いです)。
最後のカッコ書きがとても印象的です。この一文で、「あぁ、この人、本心から思ったことをこの本に書いているんだろうなぁ」「本当に正直な方なんだろうなぁ」と感じました。
ひたすらまっすぐに何かをやり遂げる人って、みなさん似ているところがありますよね。
最近読んだ本の中だとやっぱり
が浮かんできますね。
相手目線で物事を考えるのがビジネスの基本、ってことですよね。
考えれば当たり前のことなんですけど、とても難しい。
それと、対比で読みたいなと思うのはこれ
「33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金をゼロにした理由」 午堂 登紀雄、日本経済新聞出版社
これは自分に投資することの大事さを説いた本ですが、読み比べるとコントラストがあって面白いだろうなぁ。