新聞読んで書いてみた
更新です。
今回の話題はこれ↓
「戦前と戦後の隔たり」
はい。
今日の元ネタは日経新聞のとある記事。
脚本家の山田太一さんのへのインタビュー(?)記事。
時折考えることなのですが、あの戦争の前と後を知っている人には、今の社会がどんな風に見えるのだろうか。
空襲や食糧難や国家の圧政で否が応でも死ぬ覚悟をさせられる中、ある時を境に社会の価値観が180°、根底から覆る現象に巻き込まれる。
今までの善と悪がぐるっと反転する。
山田太一さんは、昭和天皇の崩御や東日本大震災の時の雰囲気に似たものを感じたという。
でも、多分こんなものの比ではなかったのだと思う。
壮絶だった環境が見違えるほど住みやすい環境に変わるなか、いったいどんな風に自分を位置づけて生きてきたのだろうか。
『若い人向けのファンタジー風の戦争ものなんか見ていると、戦争がだんだん空想的になっているなと感じます。』
山田太一さんが語る言葉の意味を、私は額面通りにしか理解できない。
こんな果てしのない断絶が、戦後から現在までそこら辺に転がっていたということを考えるたびに、不思議な感覚にとらわれるのです。