モノ読んだあとに書いてみた
お久しぶりです.
更新です.
しばらく間が空いたので,前回までに何書いたかすっかり忘れてしまいました.
なので,前回までの内容と重複するかもしれません.
ま,重複したところで,,,(略)
さて,日本の人口問題なるものの記事をいくつか読んだので,すこし書きます.
地方で若い女性が急速に減っているらしいです.
この問題を放置すると,村や町が丸ごと消滅するかも知れないと.
大変です.
でも,もうなんだか時既に遅しな感じもします.
これからの復活に希望を持ちつつ,ゆっくり(?)老いてゆく日本の姿も頭に入れて,自分の身の振り方を考えなければなりません(私,もう少し長いこと生きる予定なので…).
ここで,どうしても考えたくなっちゃうのが,
「なんでこんなことになったのか?」
なんですが,あいにく,それを考える材料を持ってないので,おなじみの偏見に満ちあふれた(そして,なんの役にも立たない)考えを書いてみます.
やっぱり,経済社会全体が「人を必要としない方向」に向かって動いているからだと思うのです.
商売するときは,「効率的に,必要最小限のコストで最大限のリターンを目指す」ものだと思います.
このとき,コストには人件費を含みます(というか,コストは全部人件費か).
ってことは,「最小限のコスト」とは,究極的には「最小限の人」と同義なのです.
「すべての人が合理的な選択をする純粋な経済世界」にいる理想的な経営者だったら,経済の性質上,「本当は人を雇いたくないのだけれど,技術的な問題で,人を雇わざるを得ない」という状況があるから,人を雇うのでしょう(たぶん).
でも,今までの歴史を振り返ると,科学技術が経営上の「技術的な問題」を結構取り除いちゃってる.
「技術的な問題」が解消されたら,人が余っちゃうので,適正な人数になるまでリストラを進めるでしょう.
そうすると,
経済的に苦しくなる人が増える→子どもなんてとても作れない→人口が減る
みたいな流れが簡単に想像できますよね.
完全に経済の流れに沿うわけじゃないだろうけど,たぶん,経済社会が要請する就労人口になるまでは,人口の減少が続くんじゃないかな?
でも,何かの入力に対して「経済の景況」と「人口の増減」っていう応答は時間遅れのオーダーがかなり違うはずだから,この「人口の増減」は「経済の景況」に時間遅れゼロで追従することは絶対にできない.
だから,大きな入力でどちらかが急激に変化したら,いつか,どちらかが大きくオーバーシュートして,どっちも破滅しちゃうんだろう.
だから,経済政策で人口の減少を食い止めたければ,
「今の人口に見合うだけの非効率性を経済社会に導入すること」
そして
「その非効率さをできるだけ長く,安定的に維持すること」
なんじゃないかな?
もちろん,それが難しいことはわかる.でも,「経済を活性化させて,一気に発展させる」ってのは,システムの安定性から言うと,かなり危険なことだと思うのです.
そんなことしたら,でっかいオーバーシュートが待ってるだけなんですから.
あと,「技術革新であらゆることを効率化する」ことと「人口問題を解決する」ことって,成り立たないと思うのです.
後ろ向きな考えかな?