更新です。
今回の話題はこれ↓
「生産手段を確保すること」
はい。
今日も「ルポ 貧困大国アメリカ」シリーズを読んで感じたこと。
「生産手段を確保せよ」
これです。我々一般人にとって最大の、そして致命的な弱点は「生産手段を持っていないこと」。これに尽きると思います。
アメリカの学資ローンビジネスの実質的な機能は、中間層出身の若者に「生産手段を得る隙を与えずに下層にたたき落とし、縛り付けること」なんじゃないか、と思います。
その方法は、シンプルに「多額の借金」です。
今も昔も、人が出身階級から転がり落ちて奴隷化する主要なルートのひとつは「借金」です。
(ヨーマンやジェントリだって、借金で資産を失って没落したって本に書いてあったような。。)
そして、現代では、一度転がり落ちるとその先に「経済的徴兵制」が待っていて、身体や精神を格安で消費されてしまう。(日本なら、、うん。)
だから、私たちは仕事を見つけるのと同じくらい、またはそれ以上に、生産手段を獲得することを考えなきゃいけない。*1
超古典的な発想ですが、人間の生命(生体)維持に必要なものと、カネで営まれる社会が変わっていない以上、こればかりは変わりようがない。
奨学金借りてでも大学卒業して大企業就職、というルートはもうそろそろ見切りをつけておかないと、アメリカの二の舞になりそうな気がします。(JASSOの民営化とか、日本の政治家への企業献金の上限撤廃なんかが起きたら、もうアウトです。)
それよりも、何世代かかけて自前の生産手段を構築することに力を入れた方が、私は良いと思うのです。(とか言って、華麗に討ち死にするかもしれませんが 笑)
自営(自衛?)は常に考えておきたいところです。
*1:高給取りのサラリーマンも所詮は「無産階級」なのです。